最終更新日 2024年2月21日 by ガラスのハートを持つおっさん

居酒屋チェーンは危機的な状況

居酒屋チェーンはこれまで以上に危機的な状況に追いやられていると言っても過言ではありません。

その理由のひとつとして、若者のお酒離れが深刻だからです。

これまで以上にお酒を飲まなくなってきているので、非常に収益を上げにくくなっています。

そのため、従来のお酒を中心にしたビジネスモデルは変革しなければ、生き残ることは難しいでしょう。

もっとも、顧客のニーズにあわせて作ることが不可欠ではありますが、お酒を飲む顧客が少なくなってきているので、このままのビジネスモデルでは通用しなくなる時期がいずれ到来します。

そのため、食事にエネルギーを注いだ経営を行うことが良いでしょう。

食事であれば、誰でも食べることができるだけでなく、味の好みは人それぞれですが、ある程度の大衆にあわせたメニューを作ることは可能です。

大衆が求めている味を提供することにより、居酒屋としては厳しいですが、美味しい食べ物を提供することができる店舗として生まれ変わることができるのです。

提供できる食べ物が特徴的であれば、SNSでの拡散も期待できます。最近の若い人たちのほとんどは会社や企業の公式サイトを見ることがなくほとんどSNSでの情報を閲覧していることが多いです。

そのため、存続のためにも積極的にSNSにメニューを投稿していくことが重要でしょう。

ただし、このSNSでの戦略については他の居酒屋チェーンも行なっているので、よほど特殊なものを行わない限り拡散は期待できません。

早めに仮想通貨の支払いに対応するべき

特殊なものの代表例としては、仮想通貨が良いでしょう。

店の食事の料金の支払いに仮想通貨を利用した支払いに対応すると、その仮想通貨を支持しているコミュニティに拡散され、ファンが集ってきます。

仮想通貨決済に関しては、非常に簡単に行うことができるので、システム構築のガイドラインを読むと良いでしょう。

スマートフォンとコンピューターさえあれば簡単に導入できるので、調べておいて早めに導入しておいて損はありません。

最近では、特に人気な仮想通貨として、NEMが良いです。

NEMはブロックチェーンのセキュリティに優れているので、偽造や不具合等に巻き込まれる心配はなく、安全に決済することが可能です。

コミュニティーも日本人が多く、活発に活動してるので、ファンが集ってくるでしょう。

とある芸人が経営している焼肉店では、既にNEMによる支払いに対応しており、界隈の人間が彼の店舗に集まってきています。

BARや喫茶店などでも徐々に導入されてきており、ファンや利用者がたくさんいるので、早めに利用しておいておくと、あとでメリットがあるだけでなく、業界の人達に喜ばれます。

居酒屋チェーンが今後も存続し続けるためにするべきこと

居酒屋チェーンが生き残るためには、これらの事を徹底的に行う必要がありますが、それ以上に求められているのは他の居酒屋チェーンと違った独自性です。

仮想通貨の支払いに対応させたり、SNSで紹介したりする方法は、これまで行われていることなので、それほど目立ったものではなく、効果はあまり期待できないと言っても過言ではありません。

しかし、これらの事柄を一つ一つしっかり行なっていくことこそが、なによりも独自性を構築するために重要なことになるのです。

例えば、メニューの一部を激辛にするなども良いでしょう。

最近は地方のグルメ番組でも激辛のメニューを紹介したりしているので、激辛を目当てで来店する大学生や若者を中心に効果が期待できます。

ただし、激辛メニューを作るためには、素材が必要で、最近では一般的な唐辛子よりも辛い食べ物がたくさんあるので、これらの食材を仕入れることから始める必要があるので、非常に手間がかかってしまいます。

手間の費用を考えると、集客の効果は期待できますが、それだけで収益を上げることは困難になりかねません。

だから、激辛のメニューを単純に提供するだけでなく、口直しのシャーベットもセットで提供するなどして、サイドメニューで収益を上げる戦法にする方法が望ましいでしょう。

ファーストフード店やファミリーレストランなどでもサイドメニューで利益を上げる方法は非常に有効であることが証明されており、居酒屋チェーンにおいても有効であることがわかっているのです。

だから、看板商品に関連したサイドメニューを充実させることにより、ついでで注文してもらえる気軽な商品を提供しましょう。

ビールを提供するのであれば、おつまみを充実させることが良いですが、季節に合わせておつまみを統一させたり、季節ごとにおつまみを割引させるなどのサービスを行うことにより、顧客の回転率を向上させるだけでなく、満足してもらうことができるので、サイドメニューの効果は期待できそうです。

以上のことから、既存のビジネスモデルをすべて廃棄して、仮想通貨の導入や、SNS戦略などを含めて、新しい戦略にかじを切ることにより、居酒屋チェーンは今後も存続し続けることができる様になるでしょう。