最終更新日 2024年2月21日 by ガラスのハートを持つおっさん

学生ローンは、その名前が示す通り、学生に向けて融資をしているローンです。

これを提供している業者は、基本的に学生向けに融資をするのに絞って営業しています。

ただし、学生時代に契約をした人の場合は、大学を卒業して社会人となってからも利用可能といったところがあります。

カードローンのように、カードを利用して随時借り入れをすることができるところも一部にはありますが、小規模なところが多いため、そうではないところの方が多いです。

カードが発行されないタイプの業者は、店頭や振込対応で融資を受けることになります。

仕組みはカードローンと同じで、審査の際に極度額が設定されて、会員はその範囲で自由に借り入れができるという仕組みになっています。

かつては、数社の利用も比較的容易で、一人で何社も借り入れをするということはありえない話ではありませんでした。

しかし、現在は、総量規制の導入によって、一人当たりの借入額が制限されるようになりました。

そして、学生の主な収入はアルバイトであり、その収入額は大した金額にはならないため、借入をすることのできる額も必然と下がりました。

おおむね、一社当たり30万円が限界といったところです。

未成年でも利用できるところはありますが、その場合は極度額が低く設定され、誕生日を迎えると極度額が上がるといったようになっています。

このようになっている理由は、未成年の場合、親権者の同意を得ずに単独でした法律行為は取り消すことができるため、業者の側も多額のお金を貸して、それを回収できなくなるリスクを回避したいためです。

もちろん、契約が取り消されれば、遡及的に無効となるため、借りた側はその金銭を不当利得として返済をしなくてはなりません。

しかし、未成年取り消しの場合は、未成年者が返済すべき金銭は、現に利益を得ている範囲内で良いとされます。

これはどういう意味かというと、その金銭が形として残っている場合に限り変換するということです。

これでも意味が分かりにくいので具体例を示すと、遊興費等の形で費消した場合には現に利益が残っていないということになり、生活費に使った場合は、そのお金がなくても消費していたということになるため、現に利益が残っているということになります。

学生ローンに申し込むときには、個人情報を細かく聞かれます。

学生ローン

例えば、親の勤務先や携帯電話番号、兄弟の通う学校などです。

これは、申し込む側にとっては聞かれたくない情報であると思います。

なぜなら、そこに連絡されてばれてしまうのではないかと感じるからです。

実際には、直接連絡がなされることはあまりありません。

連絡されるとしたら、返済を怠ったり連絡が取れなくなったりした場合です。

ですが、やはり心理的に抵抗がありますし、そこから情報が洩れる可能性もゼロではありませんので、気になる方は利用しないほうが良いでしょう。

アルバイト先や実家へは連絡しないとしている学生ローンが多いですが、それはそのまま鵜呑みにしないほうが良いです。

そういっているにもかかわらず、ほとんどの業者がアルバイト先や実家に確認の電話を入れています。

もちろん、ばれては意味がないため、ばれないように連絡します。

例えば、個人名やマンションの勧誘といったような形で連絡を入れます。

そのため、ばれてしまう可能性を抑えることはできますが、それは確実とは言えません。

勘のいい人なら、不審な電話が子供あてに来たとなると怪しみます。

実際、そのことから学生ローンを利用したとばれる人もいます。

したがって、親にばれたくないという人は、そもそも利用末べきではありません。

どうしてもお金が必要ならば、アルバイトをして稼いだり、親に頼んで貸してもらったりしましょう。

学生ローンは、学生向けに融資をしているため、気軽なイメージを持ちやすいですが、通常の消費者金融を利用するのと変わりがありません。

したがって、借金であることを認識して利用しましょう。

感覚がマヒしている人は、お金を借りるのではなく、ATMから引き出すのに近い感覚で利用してしまいます。

しかし、そういった気軽な気持ちで利用していると、いずれは返済が困難になってしまいます。

学生のうちからそのような習慣が身についてしまうと、将来的にまともな生活が送れなくなってしまいます。

そのため、安易な気持ちで手を出すことは絶対にやめるべきです。

やむを得ず利用する場合であっても、借金であることを認識して、使いすぎない強い心が必要です。

そもそも、学生が借金をしなくてはならない事情というのは、あり得ません。

学費などは奨学金を利用すればよいですし、小遣い程度ならばアルバイトで稼げます。

つまり、手を出している人のほとんどは、浪費によって、本来は借りる必要がないお金を借りているに過ぎないのです。

したがって、借金に手を出す気持ちがある人は、現在の状況を冷静に判断して、借金をする必要性について自問してください。

※参考→学生ローン 比較

最終更新日:2017年10月24日