最終更新日 2025年1月22日 by ガラスのハートを持つおっさん
(1)慰安旅行と社員旅行の違い
少なくなってきたとはいえ、毎年どこかに会社の社員達で団体旅行に行っているという方はいます。
でもそれは慰安旅行でしょうか・社員旅行でしょうか。
実は意味も目的も違うので、特に幹事や主催者側になるのであれば知っておいた方が良いです。
●社員旅行
毎日何時間も顔を合わせ共に働く間柄なのですから、社員同士は仲良くしている方がギスギスすることなく仕事もはかどります。
そんな時には社員旅行、コミュニケーションを活性化させる目的で行われるのです。
スキルアップや視察のためといった場合もありますが、とにかく目的となるものが何か設定されていますからそれに沿った日程や内容となるようにスケジュールを組まなければなりません。
●慰安旅行
いつも頑張ってくれている社員達、彼らがいなければ会社は利益を得ることも、運営さえ出来なくなります。
そこで日頃の成果をねぎらう為に開催されるのが慰安旅行というわけです。
その目的とされるのは社員の疲れを取ること・リフレッシュさせるということです。
温泉に入ったり美味しい物を食べたりそんな行く人みんなが楽しめるようなものを考えられたら良いものです。
(2)福利厚生費として経費扱いにできる
団体旅行となると様々な場面で団体割引が使えますが、とはいえやはり人数が多くなればそれだけ必要経費だって掛かります。
でも慰安が目的であれば安心です。
何しろそのための費用は福利厚生費として経費扱いにすることが出来るのです。
非課税として扱うことが出来るので節税できます。
社員の為にと行われる旅行ですが、会社側にとってもメリットがあり、最近では慰安とは別に「勉強」という目的もプラスされた、社員旅行の要素も含む研修と宴会込みの慰安旅行が人気となっています。
(3)すべて経費扱いになるとは限らないので注意!
とはいえ、福利厚生費として処理するにはいくつかの条件が必要となりますし、すべてが経費扱いされるというわけでもありませんから、注意しておくべきです。
よく分からないのであればお金のプロである会計士さんに相談するのが得策です。
どうせ福利厚生となるからと豪華旅行を社員に持ちかけておいて、実際にはほとんどが経費扱い出来なかったとなると大変です。
その意味や経費について知っておけば、幹事として社員全員が満足できる旅行を準備することが出来るのではないでしょうか。
しっかり休めて英気が養えば、またしっかり稼いでくれて会社の利益も増えていくことでしょう。
社員旅行にはないメリットが一杯の慰安旅行ですから、あなたの会社にも取り入れてみるべきです。