最終更新日 2024年2月21日 by ガラスのハートを持つおっさん

近年では焼肉食べ放題のお店も非常にふえてきています。
一定の金額を払えば好きなだけ食べることができ、お金を気にすることなくどんどん注文する事が出来るので、利用している人も多いことでしょう。
しかし実際に焼肉食べ放題の店に行くとなった場合には、マナーを守る必要があります。
マナーがあることを知らずにいれば、お店側や周りのいっしょに食事をしている人たちから、いやな顔をされてしまう可能性も考えられます。
そのため焼肉食べ放題に出かける場合には、最低限知っておきたいマナーについて、しっかりと把握しておきましょう。

 
参考:焼肉 力丸 梅田お初天神店(東梅田/お初天神/太融寺 焼肉)の料理人 前田 裕幸 氏
 

最初に店のおすすめのメニューを提供されることがある

まず最初に焼肉食べ放題の店に入ると、最初から好きなものを注文するのではなく、最初に店のおすすめのメニューを提供されることがあります。
これは何を注文してもよいけれども、これは最初に食べてほしいというお店側からのメッセージともいえるでしょう。
このおすすめメニューを突き出しといいますが、実はこれを食べるべきなのか、拒否するべきなのかという話題も取り上げられるものです。
その一つが突き出しのメニューが苦手というケースです。
基本的なマナーなので、突き出しが設定されているのがお店のルールであるならば、最初にきちんと食べる必要があるでしょう。
それが嫌いなものであっても同じです。
つまりは食べ放題の交換条件であることを覚えておきましょう。

 

オーダーの制限時間がある

いよいよ焼肉食べ放題が始まることになりますが、多くの場合はオーダーの制限時間があることを覚えておきましょう。
100分間や90分間などのように時間設定が決められていますが、この場合には、この時間の中でずっと注文することができるわけではありません。
多くの場合にはラストオーダーは10分前などと設定されているものです。
ラストオーダーまでは何をどれだけ注文してもよいけれども、オーダーのストップがかかったら、残りの時間ですべてを食べ切らなければなりません。
オーダーストップがかかったのにもかかわらず、デザートを注文したいということは当然のことながらマナー違反となり、もちろんオーダーすることもできません。
お店によっては食べ残しが多い場合には別料金を支払わなければならないこともあるので、覚えておきましょう。
お店に入る時には、オーダーストップの時間までしっかりと確認しておくことが大切です。

 

その時間になったらお店を出なければならない

また食べ放題の時間制限が過ぎた後に、まだお店にいてもよいのかどうか迷う人もいるかもしれません。
例えば制限時間は100分だった場合に、100分を過ぎてもお店にいて、テーブルに食事が残っていてもよいのかということです。
しかし原則としては、たとえ残っていたとしても制限時間のルールは守らなければなりません。
つまり制限時間があるということは、たとえ食事が残っていたとしても、その時間になったらお店を出なければならないということです。
万が一残っていたらということを考えるのではなく、注文したものをすべて時間内に食べ終えるというのが基本的なマナーと言えるでしょう。
時間を過ぎてもお店にいてもよいのかということは、お店の状況次第ともなります。
ほかにお客さんもいなく、新しいお客さんもそれほど入ってこないような時間帯や状況であれば、少しぐらい時間を過ぎても大目に見てもらえる可能性もあるでしょう。
しかしこの場合には、すべての食事がすんでいるというのが前提となります。
時間を過ぎてもまだお肉を焼いているというような状態になれば、その分電気代やガス代などのエネルギーを使うことになるので、これはマナー違反となります。

 

時間のオーバーを大目に見てもらえるケース

時間のオーバーを大目に見てもらえるケースとしては、あと少しで食べきれるというケースに限られるでしょう。
しかしゆっくり食べるのではなく、急いで食べて、終わったらすぐにお店をでることが望まれます。
お客さんがいないのだから良いだろうと、その後ずっと居座っているのは完全なるマナー違反と言えます。
場合によっては焼肉食べ放題に小さな子供を連れたファミリーで来店する人もいるかもしれません。
子供の場合には、まだ上手に食べられないことも多く、テーブルや床にぼろぼろと食べかすが落ちていたりすることもあるでしょう。
大人もたくさん食べたいと思う人が多く、子供に好き勝手させてしまうこともあるかもしれません。
中にはお金を払っている客だから何をしてもよいと思う人も多いかもしれませんが、自分の家では汚せば絶対に片づけることになるでしょう。
ぼろぼろと汚く食べていたり、あまりにも大騒ぎをしているようであれば、周りの人たちも楽しい食事の気分が台無しになってしまうかもしれません。

 

まとめ

いえばわかる年齢になれば、自分で食べられる量だけ取って残してはいけない、残すのは行儀が悪いことだと伝えれば、それをよく考えながらとることができるでしょう。
お金を払っているのだから何をしてもよいというのではなく、このような食べ放題にきたからこそ伝えられるマナーなどもうまく伝えながら、みんなで食事を楽しむことが一番です。