最終更新日 2024年2月21日 by ガラスのハートを持つおっさん

USCPA資格を取得してプロアクティブに活躍することを考えてみてはどうでしょうか。

USCPAとは米国公認会計士のことです。

会計というと、それは経理部門の人だけが分かっていれば良い話で、他の部門にいて別に経理部門で活躍することなど考えてもいない自分には何の関係もない話だと切り捨ててしまう人が多いかもしれませんが、事はそんなに単純なものではありません。

はっきり言えば、会計は別に経理部門だけの専売特許ではなく、会社そのものとかその経営に多少なりとも関与していきたいと考える人にとっては必須とも言えるスキルです。

 

経営者と社員の給料差を考える

あまり最初からお金というか報酬のことだけを考えるのは適切とは思いませんし、それが目当てであってはおかしいのでしょうが、人を引き付ける興味ある話として聞いてみてください。

いち社員としていかに優秀であっても、どれだけ優秀であろうが、取締役にでもならない限り、部長や課長のレベルではいかに大企業といえども給与はせいぜい1千万円とか高くても2千万円が関の山でしょう。

ところが経営者層を見てください。

彼らの報酬は簡単に億単位になります。

これが何を意味しているのか、冷静に考えたことがあるでしょうか。

彼らは、極めて優秀な部課長クラスの10倍やそれ以上もの報酬をもらえるくらいに優秀な人なのでしょうか。

右も左も分からない新入社員と部課長でも、給料に10倍の差などないでしょう。

なのに、そんなに現場の人間よりも経営者はエライのでしょうか。

 

経営に携わる人に必須のスキルとは?

多くの人はそれは仕方のないことと諦めてしまっているかもしれませんが、この話はある意味で事実です。

彼らは決して暴利をむさぼっているとばかりは言えず、実はそれだけ代替の効かない仕事、苦しく厳しい仕事をしているということもある意味で真実なのです。

そして、このような経営に関する仕事にとって、必要とされるスキルは何か考えたことはあるでしょうか。

リーダーシップだという人がいるかもしれません。

豊富な経験という人もいるでしょう。

ですが、会計というスキルを挙げる人は少ないように思えます。

このあたりが日本人会社員の弱いところというか、木を見て森を見ずといったところでしょう。

経営のかじ取りのためには、リーダーシップも経験も確かに必要かもしれませんが、それ以上に会社の経営に関わる数字を理論的に読み解く力が求められるのです。

 

USCPA資格を取得する

USCPA資格を取得することは、このスキルをプロアクティブに身に付けることに他なりません。

いまの時点では経営者層どころか、単にいち部員に過ぎないからそんな資格を取得しても無意味だろうと思っている人がいるかもしれません。

確かにこの資格を取得したからと言っていきなり平社員が取締役に抜擢されるようなことはあり得ないでしょう。

ですが、経営に関わるような仕事は他にも多数あります。

例えばM&Aの場面です。

相手の会社の財務指標がどうなっているのかを読み解く力があれば大いに自分の力を発揮できるでしょう。

あるいは、本社では確かに組織が大きすぎて自分の力を発揮することが難しかったとしても、子会社や関連会社などではそうでもないかもしれません。

若手社員がなぜか子会社の経営に大きな力を発揮しているようだが、これは一体どういうことだとなれば、本社の経営層の目に留まらないはずがないでしょう。

改めて言えば、一般論として、いくら優秀な社員がいかに頑張ろうとも、部課長がせいぜいでは得られるものもたかが知れているのです。

そして、会計が分からない人は所詮は部課長のレベルを超えることはあり得ません。

それ以上は経営に関わることであり、経営に会計は必須だからです。

USCPA資格を取得することは、部課長レベルを超えたものを見据えてプロアクティブに動くことに他なりません。