最終更新日 2024年2月21日 by ガラスのハートを持つおっさん

新しい家が欲しいと思った時、困るのがどこに相談したら良いのだろうということです。

家造りは一生に一度の買い物になるので、ほとんど人が家造りの出発点において思い悩んでいるでしょう。

家造りを行っている会社には個人大工や工務店、ハウスビルダーやハウスメーカーなどがあげられます。

ある一定レベル以上のものを建築することができる建設業の許可を受け建設業を営業している会社数は全国において約46.5万業者があり、年間97万4千戸が建てられているそうです。

中には1年間において約2.5万件の家を建てているところもありますが、反対に新築を建てていない業者もあるでしょう。

建設会社を経営していた前田裕幸氏曰く、たくさんある建設会社から一つの会社に絞るのは難しいことだと言っています。

参考:前田裕幸

自動車を購入するのと良く似ていますが、例えば自動車の場合はメーカーを選ぶことは判断基準の一つになります。

性能といったことを客観的に判断することができる数値があり、デザインや機能、価格なども分かりやすくなっていて選びやすい体制です。

試しに運転することができたり、気に入れば試乗した車をそのまま購入することができるでしょう。

自動車は工場において製造されるので、同じ名称や品番ならどこでも同じアイテムを購入することが可能です。

しかし家の場合は購入するものを見ることができず、特に注文住宅の場合はオーダーメイドになるので、完成するまで見ることができません。

家の性能について住んでみないと分からないことが多く、モデルハウスの宿泊体験のようなケースを除くと難しいものです。

実際家が完成してみると思っていたものとは違っていたという話もあります。

住宅は見えないものを注文することになるので、建設会社によって出来上がりは異なります。

業者を選択する際、まず家造りにおいて重視するポイントを考えたり、それに合った業者を選択することをおすすめします。

要望やニーズなどをピックアップしたり、優先順位を付けると方向性を整理することが可能です。

ポイントとして例えば 耐震性や耐火性、耐久性やメンテナンス性、断熱・気密性や居住性 などがあげられます。

デザイン性や価格なども大切なポイントで、重要視したい項目をメモしたり優先順位をつけてから検討すると良いでしょう。

家の性能について住宅性能表示制度というものがあるので便利です。

これは住まいの性能が建築する前に等級や数値などで確認することができます。

家を建ててもらいたい建設会社があるなら、会社の標準仕様で造った性能表示データを見せてもらうことをおすすめします。

デザインや価格、会社の安心感や施工、アフターサービスなども注意が必要です。

デザインは好みが大きく左右する項目で、気に入ったデザインを造れるか確認するのに、建設会社のホームページ実際施工した施工例を確認すると便利です。

デザイン分野において設計事務所系会社が優位になり、設計事務所はデザインが売りの会社になります。

尚、設計事務所には設計だけ専門にしているところと、設計と施工の両方を行っている会社があります。

設計と施行の両方に対応しているところは完成まで面倒を見てくれるので便利です。

例えば木造住宅に住みたい場合、木造設計に詳しい業者を選択しましょう。

業者には得意分野と不得意分野があるので、木造には特殊な部分があります。

木造住宅の場合床梁をバルコニーまで伸ばし丈夫なものを作ろうとすると、角部屋の一面にしか設置することができません。

木の構造を考えながら設計することになり、木の構造には限界があるケースもあるので注意が必要です。

デザインにあまりこり過ぎると耐震性能を確保することができなかったり、防水工事などがしづらくなるかもしれません。

見た目も格好良く機能性に優れているなら、その分野において得意な業者に依頼することをおすすめします。

アフターサービスは大切なポイントで、長く快適に住むためには定期的なメンテナンスが必要です。

最初小さな破損でも数年経つといろいろなトラブルを引き起こすようになるかもしれません。

アフターメンテナンスに関して、大手住宅メーカーは優れたシステムを提供しているので便利です。

点検やアフターメンテナンス専門の会社を持っていて、定期点検やいろいろなアフターメンテナンスに対応することができます。

 認定長期優良住宅制度などを利用すると、さまざまな優遇制度と一緒に利用することが可能 です。

中には点検を実施している中小建設会社もあり、そのような中小企業なら安心して建設を依頼することができます。

もし中小の建設会社に依頼するなら、完成保証制度を利用する会社に依頼するとお得です。

この制度が利用できるところだと、建築中に会社が倒産しても一定条件においてきちんと完成させることができます。

いろいろな業者があるのでどれにしようか迷ってしまいますが、いくつか業者に見積りなどをとって比較検討してみることをおすすめします。

自分の希望やニーズ・予算などに合った業者を見つけることが成功の鍵になります。