最終更新日 2025年1月22日 by ガラスのハートを持つおっさん
極端な省エネ対策はデメリットにもなる...
2011年に東日本大震災が発生しましたが、この直後には計画停電などが実施されるなど、省エネにさらに拍車がかかったとも言えるでしょう。
原子力をやめ別の発電方法を考える取り組みとともに、近年では節電意識が私たちの意識の中に根付いてきているといえます。
省エネにより、人間は様々な恩恵を受けることができますが、その一方で様々なデメリットを生じるのは事実です。
私たちの家庭にもたらす影響としては、まず第一に使う電気に制限をかけることになるため、仕事の効率が下がってしまう可能性があるということです。
電気に制限をかけてしまうと、仕事でやれることが少なくなってしまったり、少しずつ進めることにもなり、仕事が終わるのが遅くなってしまったり、仕事や生活の質は下がってしまう可能性もあります。
例えばパソコンの画面の明るさを暗くしてしまえば、これにより見えにくくなって視力に影響が生じてしまうでしょう。
また電気を制限することで、工場のライン作業などには制限がかかってしまったり、工事現場でも使うことができる重機が限られてしまうかもしれません。
これらのことになれば、仕事の進みが遅くなってしまうのは明らかです。
そしてあまりにも省エネを意識しすぎることによって、日々の暮らしの中で息苦しさを感じてしまうかもしれません。
無駄を省くことを意識するあまりに、息苦しさを感じてしまえば、快適な生活を送ることができなくなる可能性があります。
例えば冷暖房の温度に制限をかけ過ぎると体調に異変が出てきたり、食事を作る際にも適当なものを買ってきて終わらせてしまったり、暗い部屋で本を読むなどのことが挙げられます。
このような生活が続けば、やはり体には異変が生じることになります。
快適に省エネをする方法
三つ目は物を使わなくなってしまうので、経済にも影響が出る可能性が考えられます。
省エネを意識しようとすると、あまりモノを買わずに、そして使わずに済ませようとすることから、世の中にはお金が回りにくくなってしまうかもしれません。
世の中にお金が回らなくなれば景気にも影響が出て、給料が下がったりボーナスがなくなるなどの状態に及ぶ可能性があります。
実際に大震災が発生した直後は、モノをあまり買わなくなったり、使わなくなる傾向がみられ、一時的ではあるものの、経済的な循環が鈍くなったことがありました。
これによりある程度回復傾向にあった景気も一度に下がってしまい、企業の業績にも支障をきたしたのです。
その一方で確かにメリットがあることも事実です。
省エネを行うことにより、電気やガス、水道などの光熱費は安くなります。(参考:エスコシステムズより)
光熱費が安くなれば、生活にも多少のゆとりが出て、欲しい物が買えるようになったり食べたいものを食べられるようにもなるでしょう。
気分的にも余裕が出てくるのは事実です。
電気は効率よく使うことで、現在よりも便利に使うことにつながります。
冷暖房に関してはこまめにつけたり消したりすることはなく、できる限りつけっぱなしにしておくことも大切です。
つけっぱなしにしておけば室内の温度は一定に保たれることになるため、エアコンの消費電力は軽減することができるでしょう。
部屋を冷やしたり暖めることは、私たちが思っている以上にかなりの電力を消費するものです。
部屋の温度を一定にしておけば、消費する電力は少なく済んで、これがエネルギーを省くことにもつながります。
気軽に無駄を省くという意識で取り組みたい
これはお湯を沸かすポットにも同じようなことがいえ、水を温めるためにはかなりの電気を消費しますが、温める際にもお湯を入れて温めることによって、消費する電力も抑えることができます。
よく考えて効果的に使うことにより、私たちの生活は便利に、また安く電気を使えるということにつながります。
このようなことからも、特に手間をかけることなく、少しの工夫をすることでエネルギーの無駄を省くことができます。
意外にもうっかり見過ごしがちなことでも、少しの意識を変えるだけで、気軽に無駄を省くことができます。
まず家電製品については、購入する際にどれくらいの待機電力が必要なのかを確認しましょう。
コンセントに接続されている家電製品が、電源がきられている状態でも消費される電力ことを待機電力と言います。
待機電力が少ない方が環境にも経済的にも優しいと言えるでしょう。
またスイッチの付いているコンセントを使うことによって、待機電力は簡単にカットすることが可能です。またこのような家電製品を意識するとともに、電気の契約の見直しを行いましょう。
アンペア数を低く設定することにより、電気料金はお得になります。
また自然と消費電力を減らしたいという意識が芽生えることでしょう。
省エネは使わないというわけではなく、必要なものを必要な時に使うことを指します。
無駄な使い方をしないことが一番効果的と言えるでしょう。